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私なんか、大っ嫌いだ。

INTRODUCTION

右上を見上げている栞 左上を見上げている栞

ずっと、誰かになりたかった。
俳優として生きる道を選んだのは、こんな潜在意識も作用したんだろう。
そして他人に羨望の眼差しを向けるたびに心は静かに擦り減った。
同時に自信が無かった自分自身を傷つけていたのだと思う。
一方で両親は沢山の愛情を注いで、いつでも味方でいてくれた。
自分を傷つけることは、すなわち両親を傷つけることになるのではないか?
それだけは許せなかった。
私にとって自分を愛してあげることは、両親への感謝や愛そのものである。
私は「栞」というもう一人の私に、愛を託したいと思った。
(『いとしのしおり』制作日記より)。

暗いところにいる栞

「Love,myself」を大きなテーマに
同じく自分を愛せない人たちへ届けることができれば
嬉しく思います。
企画・監督・脚本:二宮絵梨香

「Love,myself」を大きなテーマに
同じく自分を愛せない人たちへ届けることができれば
嬉しく思います。
企画・監督・脚本:二宮絵梨香

STORY

日々をこなして生きている大学生の栞はどこか空虚な目をしていた。
ある日、強烈な存在感を放つ同級生で演劇部のゆめに一目惚れをした。
ゆめの近くに行きたい。ゆめと仲良くなりたい。ゆめになりたい。
栞の期待は現実となり、ゆめは栞を演劇の世界へ連れ込んだ。
憧れのゆめと過ごす時間は栞にとって夢のようだった。
しかし才能と熱量に満ちたゆめの隣にいるほど、栞の中の劣等感は膨らんでいく。
蓋をしていた過去の傷、受け入れられない自分自身。
やがて栞は自己嫌悪に陥り・・・ それでも大嫌いな私と生きていかなきゃ。
夢と現実のはざまで揺れ動く栞の小さな物語。

大学で外を見る栞 稽古部屋で鏡を見る栞 大学の庭を歩く栞

STAFF

企画・監督・脚本:二宮絵梨香

二宮絵梨香

1998年、福岡県出身。福岡女学院大学卒業。
大学時代、映画を社会学的に分析していた恩師に影響を受ける。
主に俳優として活動。地元福岡で舞台出演や映画24区で訓練を積みながら、映画、創作の世界に魅了される。『緑のざわめき』(夏都愛未監督)で長編映画デビュー。主演作の短編映画『はなびのひ』がTOHOシネマズ学生映画祭、澁谷インディペンデント・フィルム・フェスティバルにノミネートされる。今回が初監督作品。

監督補:渡邉りか子

渡邉りか子

1994年、福岡県出身。日本大学藝術学部映画学科卒業。
主に俳優として活動しているが、映画『夏、至るころ』(池田エライザ監督)のアシスタントプロデューサーとして参加後、製作にも興味を持つ。初監督作品『すとん』は第19回大阪アジアン映画祭インディ・フォーラム部門で入選。
その後二作目となる『心玉』を製作し、『すとん』と二本立てで今年8月よりポレポレ東中野を皮切りに劇場公開を果たす。